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入手困難な材料は?

日本では、高融点金属を含めた希少金属(レアメタル)は採掘されていません。
しかし、現代社会において希少金属の有用性はよく知られており、世界的に見てもあらゆる分野の産業で、なくてはならない存在になっています。
こういった事情から、日本では、希少金属を材料とする加工品をつくる場合、そのすべてを輸入に頼らざるをえない状況にあります。
希少金属である高融点金属の需要に対して、圧倒的に少ない産出量が、材料によっては入手を困難にさせ価格の高騰に拍車をかけているようです。
これらの金属は輸入する場合、塊や粉末にした状態、精鉱、酸化物、合金などの形でもたらされます。

希少金属の産出地域には大きな偏りのあるものが多く、タングステンは9割近くを中国に、ニオブは6割をブラジルからの輸入に頼っています。
特にタングステンは非常に高価なことで知られますが、環境保全の観点や入手の難しさから、高融点金属材料のリサイクルに積極的に取り組んでいる国内外の企業もあります。

高融点金属に関する加工には、製品やその部品だけでなく、加工原料としてこれを粉末状に加工する企業もあります。
これまでにほかの金属の加工で得た知識や技術を改良し、高融点金属の加工に特化した技術が向上してきているようです。
高融点金属を使った部品や製品をつくる企業が、高額な投資をして新たな設備を造らなくても良いことになり、効率的に分業ができるようになります。

高品質な蒸着用フィラメントを製作

また、高融点金属の加工部品や製品は、つくる過程で大量のエネルギーを消費します。
いまのところ余熱の殆どは廃棄されていますが、地域に還元するなどして活かすことは、環境保全に貢献するための今後の課題となるでしょう。